ポジティブ学級日誌

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彼女は存在しない 感想

先日読んだ本
浦賀 和宏の「彼女は存在しない」の感想

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多重人格がキーワードとなっているミステリー小説です

多重人格というと前に読んだ「十三番目の人格(ペルソナ) ISOLA」を思い出します
どっちもミステリーだけど、ISOLAの方はオカルト要素が強めのサイコホラー
「彼女は存在しない」はミステリー要素強めのサイコ物って印象でした

ショッキングな場面は多いけど、あんまり恐怖感はないって感じ
後半の描写、細かく言うと「お兄ちゃんの大好きなものだよ」の部分は見事
あの部分はかなりゾクゾクきました


ミステリー部分はあまりにも分かり易すぎたのが残念
終始ミスリードを誘うことに徹する造りなんだけども、
50ページ読んだくらいでオチが読めてしまいました

かなり序盤でオチが分かってしまったので、
ラストまで読んでも「やっぱりそうだったのか!」と感心はせず、
「あ~、やっぱりか……」と気が抜けてしまいました

ラスト付近の描写がとても素晴らしかっただけに勿体無いなと思いました
なんとなく、多重人格者が出てくる小説はオチが分かりやすいイメージがあります


オチが読めてしまう、というのはミステリー的には致命的かも知れませんが
それでもこの作品は読んでいて面白かったです

オチが読めてるからこそ、作中の色々な仕掛けに気がついて更に予想を重ねられたりと
そういう楽しみがありました

謎が明かされるシーンで度肝を抜かれることはなかったけど、
上記したショッキングな場面がそこらへんを補ってくれてると思います

先にも言ったけどミステリー要素強めのサイコ物って感じ
不気味でエグい話を読みたい人には強くオススメできます





貴治という最大の謎を残して終わってしまうのがなんとも憎い
ラストは本当に素晴らしかったです

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