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ふがいない僕は空を見た 感想

さっき読み終わった本
窪 美澄の「ふがいない僕は空を見た」の感想

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R-18文学賞大賞というのがなんとなく目に付いて読んでみました
確かに性描写は多かったけど村上春樹作品よりかはやや少ないといった感じ

性描写が中心ではなく、妊娠や出産についての話が中心だったように思いました
なので性描写を目的として読むのはあんまり勧められないかも
「性」を題材にした小説みたいなものだと思います
ただ、自分にはストライクな内容でした


この作品は連作長編で、5つの話が収録されています

最初は高校一年生の男子視点から始まり、
そこから徐々に別の登場人物へ視点が移っていき、話が進んでいく感じ

一番最初の話で主役となる人物は全員登場するので
次の話が始まって視点が変わってもすんなり入り込めました
ラスト、『花粉・受粉』の視点主はちょっと意外な人物です

読んでて一番面白かったのは4つ目の『セイタカアワダチソウの空』
田岡先輩が優しすぎて最初は創作チックなキャラだなあと思っていたんですが
後半を読んでいる途中で、彼が一番人間味の強い人物なのだと思い直しました

とんでもない奴だからそれ以外でとんでもない良い人でなければいけない
という田岡の苦悩はおかしいようでなんとなく説得力があり、共感出来てしまいます


18禁の本はどんなもんなんだろうと軽い気持ちで読んでいたんですが
普通に良い本でした。というかこれ別に18禁小説ってわけじゃなかったみたいです
(※映画は18禁)

なんでも読んでみるもんですね





一番面白かったのは『セイタカアワダチソウの空』だけど
一番好きな話は『2035年のオーガズム』

思春期の女子が自分の性に翻弄されていたりするのが……いい

この間読んだナイフに収録されていた『キャッチボール日和』の少女に通ずる何かがあると思ったんですが
なんとこの本の解説がナイフの作者、重松清でした

重松清さん……あんた分かってるよ!

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